
OURO事業部 部長
辻野 雄弥
プロフィール
OURO創業期より事業に参画。国内外の営業基盤をゼロから構築し、現在20カ国以上に広がる販売ネットワークの構築および拡張を実現。
年間取引高1600億円規模における取引判断を主導し、真贋判定、相場判断、販売先選定を含む意思決定を統括。商材面においても定番モデルから希少モデルまでの幅広い取引経験を有し、営業および事業成長を現場起点で牽引している。
https://brandouro.com/column/reviewer_yuuya_tsujino/
「高級腕時計はいらない」という価値観の広がりから、高級腕時計を持ち続けるべきか、それとも手放すべきか悩んでいる人は少なくありません。
この記事では高級腕時計がいらないと言われる理由や、所有し続けるメリット、売却するときのポイントについて解説します。
かつて高級腕時計は、多くの人の憧れであり、ブームを巻き起こすほどの人気を集めていました。
しかし最近では、そのニーズは薄れつつあります。
「時代遅れ」と評されることも増えてきましたが、なぜ高級腕時計はいらないと考える人が増えてきたのか、まずはその理由についてチェックしましょう。
高級腕時計が時代遅れといわれる理由の一つは、メンテナンスの手間です。
高級腕時計はほとんどが機械式時計で、精密な構造ゆえに定期的なオーバーホールや点検が欠かせません。
最低でも数年に一度の頻度で時計専門店へ依頼する必要があり、費用も高額になりやすい傾向があります。
ブランド価値や資産価値を維持するためとはいえ、日常使いの実用性を重視する人にとっては手間と負担が大きく「高級腕時計はいらない」と感じることもあるでしょう。
スマートフォンやスマートウォッチの普及も、高級腕時計が時代遅れとされる理由です。
スマートフォンやスマートウォッチは時間を表示するだけではなく、メッセージやアプリの通知、心拍数や歩数の記録など、多彩な機能を備えています。
実用性、利便性、コストパフォーマンスのどれをとってもスマートフォンやスマートウォッチの方が優れていると感じる人が多く、それゆえに高級腕時計を手放そうと考える人が増えています。
高級腕時計が時代遅れと評価される理由の一つとして、金銭感覚の変化もあげられます。
近年は高級ブランド品への憧れよりも、コストパフォーマンスを重視する金銭感覚が広がりつつあります。
数十万円から数百万円する腕時計ではなく、コストパフォーマンスの良い時計を選び、その分体験や自己投資、将来への備えにお金を使いたいと考える人が増えているのです。
これは経済力に由来するものではなく、仮に経済的に余裕があったとしても「高級腕時計はいらない」と考える人も増えてきています。
「高級腕時計はいらない」という考えが増えつつある一方で、高級腕時計を所有し続けることにはメリットもあります。
この項目では高級腕時計を所有するメリットを4つご紹介するので、手放すべきか検討している人はぜひ判断材料にしてください。
高級腕時計を所有するメリットの1つ目は、資産になることです。
ロレックスをはじめとする高級腕時計ブランドの中には、資産価値が高く買取相場が安定しているモデルが存在します。
市場での人気が高い時計ブランドであれば、時計買取に出した際、購入価格に近い金額で取引されるケースもあります。
実用品でありながら資産として保有できる点は、高級腕時計ならではの大きなメリットです。
高級腕時計を所有するメリットの2つ目は、ビジネスシーンで身につけることによって信頼感や好印象につながることです。
高級腕時計は、着用する人の印象をさりげなく引き上げる要素の一つです。
落ち着いたデザインの高級ブランド時計は、ビジネスシーンにおいて誠実さや信頼感を演出しやすく、相手に安心感を与えられるでしょう。
また、過度に主張しない高級腕時計ブランドを選ぶことで、品格ある印象を自然に伝えることができます。
高級腕時計を所有するメリットの3つ目は、会話のきっかけになることです。
高級腕時計は、モデルやブランドの背景、機能や歴史など、話題になる要素が豊富にあります。
高級ブランド時計に興味を持つ人同士であれば会話のきっかけになりやすく、ビジネスシーンでもプライベートでも、相手との距離を自然に縮められるでしょう。
共通の趣味として共有できる点は、まさにスマートウォッチにはない、高級腕時計ならではの魅力といえます。
高級腕時計を所有するメリットの4つ目は、ステータス性があることです。
高級腕時計を身につけていると、経済的に余裕がある人という印象を持たれることがあります。
価格だけでなくブランド価値や希少性が評価され、自身の努力や節目を象徴する存在になるケースも少なくありません。
身につけることで得られる満足感や自信は、単なる実用性を超えた高級腕時計ならではの価値といえるでしょう。
「高級腕時計はもういらないかも」と思っていても、その価値や愛着を考えると手放す決断ができずに悩んでいる人は少なくないことでしょう。
そんなときは以下の3つのポイントを参考に、現在所有している高級腕時計を手放すかどうかを検討してみてください。
高級腕時計を「いらない」と感じたら、まずは最後に着用したのはいつかを考えましょう。
直近1年でほとんど着用していない場合、その時計は実用性を十分に発揮できていない可能性があります。
使用頻度が低いまま保管していると、資産価値を活かせないだけでなく、メンテナンス費用だけが発生することもあるため、注意が必要です。
着用回数を振り返り、あまりにも少ないようであれば、売却を検討するのも良いでしょう。
続いて、高級腕時計をなぜ手元に置いているのか、改めて理由を整理してみましょう。
資産として保有している、思い出や記念として残しているなど明確な理由があれば、急いで手放す必要はありません。
「もういらないな」と心から思えたタイミングで手放しましょう。
一方、明確な理由が見つからない場合は、今が手放す時かもしれません。
ひとまず時計買取を行っている専門業者に相談し、買取金額を確認した上で手放すかどうかを決めると良いでしょう。
高級腕時計を手放すか迷ったら、他の時計と使い分けを考えるのもおすすめです。
スマートウォッチや他の高級腕時計をすでに所有している場合、用途が重複していないかを改めて確認してみましょう。
日常使いが別の時計で完結しているのであれば、その高級腕時計はもう必要ないかもしれません。
また、日常的にに使っていなくても、高級腕時計を着用するシーンが思い浮かぶようであれば所有し続けるという選択肢もあるでしょう。
しかし身につける機会が思い浮かばないのであれば、手放しても良いでしょう。
愛用していた腕時計を手放すなら、できるだけ高値で売却したいと考える人は多いはず。
そこでこの項目では、いらなくなった腕時計を売却する前に知っておきたいポイントについて解説します。
可能な範囲で取り入れて、万全の状態で査定に出しましょう。
買取査定に出す前には、腕時計全体の汚れをできる範囲で落としておきましょう。
中古査定では、ケースやブレスレットの汚れが査定額に影響する場合があります。
ただし無理な分解や研磨は避け、価値を損なわない範囲で行うことが大切です。
ケースについた指紋をやさしく拭き取る、ケースやベルトの溝に溜まったゴミを無理のない範囲で除去するなど、簡単にできる清掃で汚れを落とし、できるだけ綺麗な状態に仕上げましょう。
腕時計の付属品を持っている場合は、全て揃えておきましょう。
保証書や箱、余りコマなどの付属品の有無は、査定額に大きく影響します。
特に高級ブランドや人気モデルは、ギャランティーカードの有無が査定額や再販時の評価に影響することがあります。
もちろん、高級腕時計は付属品がないからといって買い取ってもらえないことはありませんが、付属品があれば査定額が上がりやすくなるため、なるべく揃えて持っていくと良いでしょう。
これまでにオーバーホールや修理を行った場合は、その証明書も査定時に提出しましょう。
メーカーでのメンテナンス記録は信頼性が高く、高級腕時計市場ではプラスに評価されやすくなります。
状態の良さを客観的に示す資料になるため、査定額が上がる可能性もあります。
もちろんこちらも、無いと買い取ってもらえない、または査定額が大幅に下がるというわけではないので、無い場合はそのまま査定に出して問題ありません。
高級腕時計を売却する場合は、買取査定に出す時期も大切なポイントです。
時計買取の相場は、為替の状況やメディアへの露出によって変動することがあります。
また、3〜4月などの新生活が始まる時期やクリスマスシーズンは需要および買取相場が高くなる傾向があります。
需要が高まる時期や市場価格が上昇しているタイミングを見極めることで、より有利な条件で売却できる可能性が高いため、専門サイトや専門業者で情報収集すると良いでしょう。
メンテナンスの手間やスマートウォッチの普及から、「もう高級腕時計はいらないかも」と思ったら、その時が見直しのタイミングです。
直近1年で着用していない・手元に置いておく理由もない・他の時計と用途が重複しているなどあれば、手放すことを検討しても良いでしょう。
OUROでは業界歴10年以上のプロのバイヤーが、しっかりと査定いたします。
また、世界中で取引されている時計の価格や、トレンド情報が蓄積されたデータベースに基づき、適正な査定額をご案内。
まずはお気軽にご相談くださいませ。
- メンテナンスの手間・スマートウォッチの普及・価値観の変化が生む「いらない」という声の実態
- 資産性・信頼感・話題性・ステータスなど、手放す前に再確認したい所有し続けるメリット
- 着用頻度・保有理由・他の時計との用途重複で判断する、売却を決める3つの明確な基準
- 汚れの清掃・付属品の準備・時期の見極めで変わる、少しでも高く売るための事前準備

