
OURO事業部 部長
辻野 雄弥
プロフィール
OURO創業期より事業に参画。国内外の営業基盤をゼロから構築し、現在20カ国以上に広がる販売ネットワークの構築および拡張を実現。
年間取引高1600億円規模における取引判断を主導し、真贋判定、相場判断、販売先選定を含む意思決定を統括。商材面においても定番モデルから希少モデルまでの幅広い取引経験を有し、営業および事業成長を現場起点で牽引している。
https://brandouro.com/column/reviewer_yuuya_tsujino/
腕時計には「パイロットウォッチ」と呼ばれるモデルが存在しますが、どんな特徴がある時計なのか疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
また、実際に購入する前にはパイロットウォッチのメリットやデメリットも知っておきたいですよね。
そこで当記事では、パイロットウォッチの特徴やメリット・デメリットを解説します。
おすすめブランドも紹介するので、腕時計に興味がある方はぜひご覧ください。
まずは、パイロットウォッチとはどんな時計なのか紹介します。
パイロットウォッチの基準や歴史をまとめているので、チェックしてみてください。
パイロットウォッチはその名のとおり、飛行機のパイロットに向けて開発された腕時計のことを指します。
パイロットが身につけることを想定し、磁気の影響を受けにくいケースやグローブをはめたままでも回しやすいリューズを採用しているのが特徴です。
ただ、ダイバーズウォッチのような国際規格はないので、パイロットウォッチの明確な基準は存在しません。
パイロットウォッチは、カルティエが友人の飛行家「サントス・デュモン」のために製作した腕時計から始まったと言われています。
当時の主流だった懐中時計は、操縦中の時刻の確認が困難であったため、飛行中の視認性を重視した時計が誕生しました。
そして第二次世界大戦後、高級腕時計ブランドの「IWC」や「ブライトリング」などが、高性能なパイロットウォッチを販売しています。
パイロットウォッチは、航空技術の発展とともに進化を続けてきた、珍しい歴史を持つ腕時計と言えるでしょう。
ここからは、パイロットウォッチの特徴とメリットについて紹介します。
パイロットウォッチの詳細が気になる方は、ぜひご覧ください。
パイロットウォッチは、瞬時に時刻を読み取れる視認性の高さが魅力です。
多くのパイロットウォッチでは、時計を見ただけで数字を認識できるように、黒い文字盤に白いアラビア数字という珍しいデザインを採用しています。
また、強力な蓄光塗料がインデックスに塗布されているため、夜間や暗所でも時間を把握できる点も大きなメリットと言えるでしょう。
以上のように機能性を重視していることから、パイロットウォッチはビジネスマンにも高い人気を博しています。
パイロットウォッチはコックピットの過酷な環境に耐えられるよう、耐久性に優れた構造をしています。
各モデルが高い防水性能や耐磁性能を有しており、腕時計のコレクターから根強い人気があります。
また、メンテナンス性に優れた自動巻きムーブメントを採用しているモデルが多いため、丁寧に扱えば数十年使い続けられるでしょう。
パイロットウォッチには、操作性に優れた「オニオンリューズ」が備えられているモデルがあります。
一般的なリューズよりも丸みを帯びているため、簡単にゼンマイや時間の調整を行えるでしょう。
また、オニオンリューズはパイロットがグローブを着用していても操縦しやすいよう設計されたものですが、現在ではメカニカルなデザインが好きな時計愛好家にも好かれています。
パイロットウォッチはメリットもあれば、デメリットもあります。
ここからは、パイロットウォッチのデメリットについて紹介するので、ぜひご覧ください。
前述したとおり、パイロットウォッチは飛行中に使用する時計として設計されているため、モデル全体が実用性に特化したデザインになっています。
ドレスウォッチのような華やかなデザインを求める人にとっては、物足りなさを感じたり、ファッション性が低く感じたりしてしまうかもしれません。
ただ、最近はデザイン性を重視したパイロットウォッチも増えており、自分好みの時計が見つかりやすくなっているといえるでしょう。
パイロットウォッチは文字盤が大きめに設計されており、それに伴ってケースサイズや重量も大きくなっているのが特徴です。
そのため、長時間の着用で腕に疲労感を感じてしまう可能性があります。
また、装着時に違和感を覚えたり、袖口に時計が引っかかったりするなどの不便が生じるかもしれません。
ここからは、パイロットウォッチのおすすめブランドを紹介します。
自分に合ったパイロットウォッチを探している方は、ぜひ確認してみてください。

IWCはスイス発祥の時計ブランドで、パイロットウォッチのコレクション「マークシリーズ」を展開しています。
良い意味でパイロットウォッチらしい無骨なデザインを引き継いでおり、「パイロットウォッチといえばIWC」と考える人も珍しくありません。

ロレックスは、IWCと同じスイス発祥の高級時計ブランドです。
飛行機の黎明期である、1955年に販売したパイロットウォッチ「GMTマスター」が有名で、現在もなお新しいモデルを展開しています。
GMTマスターには異なる2つの時間帯を同時に表示できる機能があり、パイロットはもちろん、旅行を趣味としている方に高い人気がある点もポイントですね。

ロンジンは、創業から190年以上の歴史を紡いできた老舗時計メーカーです。
「アワーアングルウォッチ」が非常に有名で、他の高級ブランドと比較して手に取りやすい価格帯の腕時計を展開しているのが特徴です。
モデルによっては、50万円以下でパイロットウォッチを購入できるため、予算を抑えたい方におすすめのブランドと言えるでしょう。

ブライトリングは「プロフェッショナルのための計器」というコンセプトを掲げ、パイロットウォッチを展開する時計ブランドです。
燃料と速度計測できる機能を搭載し、回転計算尺を搭載したパイロットウォッチ「ナビタイマー」は、現在でも高い人気を博しています。
武骨ながらも高級感あるブレスレットやケースは、他の高級ブランドに見劣りしません。

ハミルトンはアメリカ発祥の時計ブランドで、米軍の公式ミリタリーウォッチとして採用された過去もあります。
また、パイロットウォッチのコレクション「カーキ アビエーション」は、高い視認性と耐久性を有しており、幅広い世代から愛されています。
高級ブランドではありますが、商品によっては30万円前後でパイロットウォッチを購入できるため、コスパ重視の方におすすめです。
パイロットウォッチが気になっている方の中には、何を基準にして選べばいいか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ここからは、パイロットウォッチの選び方について紹介します。
パイロットウォッチを選ぶときは、ケースのサイズに注目しましょう。
パイロットウォッチらしい迫力を楽しみたいのであれば、45mm前後の大ぶりなサイズがおすすめです。
他のブランド時計と同程度の小ぶりなサイズがほしい方は、40mmから42mm程度のサイズを選びましょう。
パイロットウォッチに限らず、腕時計を選ぶときはムーブメントも重要です。
パイロットウォッチの伝統的なデザインを楽しみたいなら、複雑な機構を持つ自動巻きのモデルを選びましょう。
逆に実用性を追求したい方は、精度が高くて止まる心配の少ないクォーツ式のモデルがおすすめです。
パイロットウォッチの価格は幅広く、10万円以下で購入できるものから、100万円を超えるものまで多岐にわたります。
予算を抑えつつ本格的なデザインを楽しみたい場合は、コストパフォーマンスに優れたブランドを選びましょう。
逆に予算に余裕がある方は、予算の範囲内で必要な機能を取捨選択し、自分がほしいモデルを明確にしておくのがおすすめです。
パイロットウォッチは、もともとパイロットのために開発された時計ですが、性能の高さから、現在では日常使いの時計としても人気があります。
高い視認性や耐久性、操作性の良さはパイロットウォッチならではの魅力と言えるでしょう。
サイズ感やデザインの好みは人それぞれですが、多くのブランドがパイロットウォッチを展開しているので、必ずあなたにぴったりの一本が見つかるはずです。
ぜひ、当記事を参考に自分に合ったモデルを見つけてみてください。
- パイロットのために生まれた、視認性と耐久性を極限まで追求した実用時計
- 黒文字盤×白アラビア数字と蓄光インデックスが生む、圧倒的な瞬時判読性
- グローブ着用でも操作できるオニオンリューズに宿る、航空史が刻んだ機能美
- IWCやブライトリングなど、個性豊かな名門ブランドが競い合う充実したラインナップ
- ケースサイズ・ムーブメント・価格帯で絞り込む、自分だけの一本との出会い方

