
OURO事業部 部長
辻野 雄弥
プロフィール
OURO創業期より事業に参画。国内外の営業基盤をゼロから構築し、現在20カ国以上に広がる販売ネットワークの構築および拡張を実現。
年間取引高1600億円規模における取引判断を主導し、真贋判定、相場判断、販売先選定を含む意思決定を統括。商材面においても定番モデルから希少モデルまでの幅広い取引経験を有し、営業および事業成長を現場起点で牽引している。
https://brandouro.com/column/reviewer_yuuya_tsujino/
「ベルトが破損したから交換したい」「ニオイが気になるから新しくしたい」と考えている人は少なくないでしょう。
しかし、腕時計のベルトをいざ交換しようと思っても、構造によっては自分で取り外せないケースがあります。
腕時計にはベルト交換ができるタイプと、構造によっては交換が難しいタイプが存在するので注意が必要です。
この記事では、ベルト交換ができない腕時計の種類や、交換したいときの具体的な対処法を詳しく紹介します。
「自分の腕時計のベルトが交換できるのか知りたい」と考えている人は、ぜひ本記事の内容を判断材料にしてみてください。
腕時計のベルト交換ができるかどうかは、ケースとベルトをつなぐラグと呼ばれる突起部分の有無や形状に左右されます。
多くの腕時計は汎用品のベルトに付け替えられますが、デザイン性を重視したモデルには特殊な構造が採用されていることも少なくありません。
まずは自分の時計が以下の7つの特徴に当てはまるか、手元で確認してみることから始めましょう。
ケースとベルトが継ぎ目なく繋がっている一体型モデルは、物理的にベルトだけを取り外すことができません。
プラスチック製のスポーツウォッチなどに多い構造で、無理に外そうとすると時計本体を破壊してしまう場合があります。
このタイプでベルトが切れてしまった場合は、本体ごと買い替えるかメーカーでの修理対応が必要になると考えておきましょう。
ラグが独特なカーブを描いていたり凹凸があったりする時計は、市販されている真っ直ぐなベルトが装着できないことが多いです。
無理に取り付けようとしても隙間が空いて見栄えが悪くなるだけでなく、強度が落ちて時計が落下してしまう危険性があります。
特殊な形状の場合は、そのモデル専用に設計された純正パーツを取り寄せるのが最も確実な方法です。
ベルトの先端にあるクラスプ(バックル)や接続部分が独自設計のものは、一般的なベルトと合わない場合があります。
高級ブランドなどはブランドロゴの入った専用クラスプを使うことが多いので、市販のベルトではサイズが合わないことがあります。
このような特殊な接続方式を採用している腕時計の場合は、正規店で適合するベルトと交換できるか相談するのが安心です。
ケースからラグが突き出しておらず、ベルトが本体の内側に隠れるように固定されている時計も交換が難しい種類です。
バネ棒が見えない位置にあるので、専用の工具や知識がない人が無理に作業するとケースを傷つける恐れがあります。
見た目がスッキリしている分、交換には専門的な技術が必要になるので、プロに依頼することをおすすめします。
低価格で販売されている使い捨て前提の時計は、ベルトの交換も想定されていない作りになっています。
裏蓋が開かない構造のものが多く、ベルトを固定するパーツ自体がケースに埋め込まれていることがほとんどです。
ベルトが劣化したタイミングが時計の寿命ともいえるので、無理に直そうとせず新しい時計への新調を検討しましょう。
一部のスマートウォッチにはベルト部分にセンサーや通信アンテナが内蔵されており、勝手に交換できないものがあります。
専用品以外のベルトに替えてしまうと、心拍測定などの便利な機能が正常に働かなくなる可能性もあるでしょう。
スマートウォッチのベルトを換えたいときは、必ずメーカーが指定している専用の替えベルトを選ぶようにしてください。
数十年前に製造されたヴィンテージ時計は、ラグの幅が現行の規格と異なっている場合が多いので、市販品と合わないことがあります。
また、経年劣化でラグ自体が弱くなっているので、不慣れな人が交換作業をしてしまうと金属が折れてしまうリスクも高いです。
貴重なヴィンテージ時計を長く楽しむためにも、ベルト交換は古い時計の扱いに慣れた専門店に任せるのが無難でしょう。
ベルトの交換が難しいと感じる腕時計でも、適切な窓口を選べば解決できる可能性は十分にあります。
自分一人で悩んで無理に作業を進めてしまうと、大切な腕時計に消えない傷をつけてしまう可能性があります。
ここでは、特殊な時計のベルトを新しくしたいときに取るべき3つの対処法を解説します。
最も確実な対処法は、その腕時計を製造したメーカーの正規サービスに依頼することです。
メーカーであれば専用の在庫を保有しているので、一体型や特殊形状であっても元の美しい姿に戻してくれるでしょう。
購入時の保証書を用意してカスタマーセンターへ問い合わせれば、スムーズに交換の手順を案内してもらえるはずですよ。
メーカーで「パーツがない」と断られた場合でも、高度な技術を持つ修理専門店であれば対応してくれることがあります。
専門業者であれば、市販のベルトを加工して取り付けたり、海外からパーツを探し出したりするノウハウを持っています。
アンティーク時計などは特に経験がものをいう世界なので、信頼できる修理店を見つけて相談してみましょう。
自分で交換作業をしたい場合は、極力メーカーが指定している純正の替えベルトを入手して使用しましょう。
純正品であればサイズや接続部の形状が完璧に一致しているので、作業中のトラブルを防ぐことができます。
市販の安価なベルトを安易に代用しようとせず、指定品を使うことが、結果としてお気に入りの時計を長持ちさせることにつながるでしょう。
お気に入りの腕時計を長く愛用するためには、不具合が起きた際に無理をせずプロの力を借りることが大切です。
無理なベルト交換は故障の原因になるだけでなく、腕時計の価値を下げてしまうことにもつながりかねません。
自分での交換が難しいと感じたときは、メーカーや修理専門店などの専門サービスを賢く活用しましょう。
適切なメンテナンスを行って、大切な腕時計をいつまでも綺麗な状態で使い続けてくださいね。
- 構造やデザイン次第で、ベルト交換ができない腕時計も存在
- 一体型や特殊形状、スマートウォッチなど注意点を整理
- 無理な交換は故障や価値低下につながるため要注意
- 困ったときは正規サービスや修理専門店の活用が安心
