
OURO事業部 部長
辻野 雄弥
プロフィール
OURO創業期より事業に参画。国内外の営業基盤をゼロから構築し、現在20カ国以上に広がる販売ネットワークの構築および拡張を実現。
年間取引高1600億円規模における取引判断を主導し、真贋判定、相場判断、販売先選定を含む意思決定を統括。商材面においても定番モデルから希少モデルまでの幅広い取引経験を有し、営業および事業成長を現場起点で牽引している。
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標準電波を受信して常に正確な時刻を示してくれる電波時計。
しかし、時折「時間が合わない」「なかなか合わない」などのトラブルが起きることもあります。
この記事では、電波時計が合わない原因や、ズレが発生した際の対処方法を解説します。
大切な時計だからこそ、故障だと諦めてしまう前に、まずは手軽にできるチェックから試してみましょう。
電波時計は「標準電波」と呼ばれる時刻情報をのせた電波を受信し、時刻を自動的に修正してくれます。
毎日電波を受信して自動で時刻を調整してくれるので、使用者が手動で時間を合わせる必要がないのが特徴です。
そんな便利な電波時計ですが、些細な原因によって時刻が狂う場合もあります。
こちらでは、電波時計が合わない原因を紹介します。
- 電波が届いていない
- 電池切れ間近
- 針ずれ
- 磁気帯び
- 部品劣化
- 電波送信所の停波
電波時計が合わない原因として考えられるのが、時刻修正に必要な「標準電波」をうまくキャッチできていないことです。
電波時計は内蔵されたアンテナで電波を拾うことで正確さを保っており、標準電波の受信ができない環境だと時計がズレることがあります。
ビルなどの建物の中や地下・乗り物などで移動している間、交通量が多い場所や工事現場などは電波が届きにくく、電波障害を引き起こす可能性も。
また、家電製品やOA機器などの近くでも、条件によっては電波受信に失敗しやすいといわれています。
電波時計が合わない原因の1つに、電池残量不足が挙げられます。
あくまでも時計を動かす動力は電池なので、電池残量が少なくなると電波受信機能にも影響を与えてしまいます。
時刻が合わない他にもデジタル表示画面が暗い、秒針の挙動がおかしいなどの症状がみられる場合は、電池切れが近づいている可能性が高いでしょう。
アナログ式の電波時計の時刻がずれる際に原因として考えられるのが「針ずれ」です。
電波時計は「0時00分00秒」を基準として秒数まで正確に時刻を修正しています。
しかし、落下などの物理的な衝撃で針の位置がずれていると、受信データは正確でも目に見える時刻はズレてしまいます。
常に一定の時間だけズレている場合は、針ずれの可能性を疑いましょう。
電波時計が合わない原因として挙げられるのが「磁気帯び」と呼ばれる現象です。
磁気帯びとは、テレビやスマートフォン、タブレットといった磁気を発する機器の近くに腕時計を置くことで、内部の精密な部品が磁石のような性質を帯びてしまうことをいいます。
電波時計が磁気を持つと、時計内部の部品同士が異常接触してしまい、時計全体に不具合が発生してしまうのです。
特に、時計の心臓部である部品のヒゲゼンマイが狂うと、時計としての精度に大きな影響を及ぼします。
電波時計が合わない原因として考えられるのが、時計部品の経年劣化です。
内部に優れた部品を使用していても、その寿命は永遠ではありません。
長年愛用し続けていると部品が劣化したり、単純な故障を引き起こしたりすることも。
時計内部の潤滑油が切れてしまったり、電子回路やアンテナなどの部品が劣化したりすると、時計の精度が著しく落ちてしまいます。
購入から数年経過して時刻がズレるようになった場合は、設定や環境ではなく、物理的な故障や寿命の可能性が考えられるでしょう。
電波時計のズレは腕時計自身の問題ではなく、電波送信所側が停波していることが原因のケースもあります。
電波送信所が、メンテナンスや天候の影響で電波を止める「停波」していると、そのタイミングでは電波受信できず時刻修正も行われません。
故障や電池残量などに異常がみられない場合は、標準電波送信所の運用状況を確認してみましょう。
電波時計が合わない原因には、いくつかの要因が考えられます。
すぐに故障だと決めつけるのではなく、腕時計側の設定や周囲の環境を整えることで解決するか試してみましょう。
ここでは、電波時計が合わない時に試してほしい対処法を紹介します。
画面表示が暗い、秒針の挙動がおかしいなどの不具合がみられた場合は、電池残量の不足が影響している可能性があります。
まずは、電波腕時計の電池が、ソーラー式・電池交換タイプなのか確認しましょう。
ソーラー式は室内灯でも充電可能ですが、充電状態が十分でないと電波の受信能力が落ちてしまいます。
精度を維持するためにも、半日以上を目安に太陽光にしっかりと当てて、フル充電を心がけましょう。
電池交換タイプは業者に依頼して、電池を新しいものに変更しましょう。
電波時計が合わない原因として、電波をうまく受信できていない可能性があります。
故障を疑う前に、まずは電波の入りやすい窓際などの場所に一晩から1日中置いたままにして、電波受信できるか確認しましょう。
それでも、電波を受信できない場合は、強制的に標準電波を受信させる「強制受信」を試してください。
強制受信の方法は商品によっても異なるので、購入時に付属されている取扱説明書を確認しましょう。
磁気帯びが原因で時計がズレている場合は、磁気抜きをする必要があります。
軽度の磁気帯びであれば市販の磁気抜き器を使用することで対処可能です。
ただし、手順を誤ると磁気帯びの症状を強めてしまう恐れがあるので、細心の注意を払って作業しましょう。
重度の磁気帯びの場合や、ご自身での対処が不安な人は、時計修理の専門店に依頼すると安心です。
重度の磁気帯びであったり、長年使用したことによる部品の劣化が原因だったりした場合、内部の部品を全て分解して洗浄・点検するオーバーホールが必要です。
オーバーホールは全て職人による手作業となるため、費用負担も大きいですが時計の寿命を延ばすことに繋がります。
オーバーホールの費用相場は2万円〜10万円程度と、買い替えた方が費用は抑えられる場合もあるので注意しましょう。
針ずれが原因で時間が合わない場合は、いくら強制受信を試しても表示が改善されることはありません。
アナログ時計には比較的起こりやすいトラブルなので、常に一定の時間だけズレるという場合は、基礎位置の更新をしましょう。
基礎位置情報の設定方法は、取扱説明書に記載があるはずです。
まずは、全ての針を12時ちょうどに合わせ直してから、電波の自動修正機能が正常に反映されているか確認しましょう。
電波時計の時刻がズレてしまうと、その都度原因を特定したり対処したりするのは手間がかかるものです。
しかし、日頃のちょっとした心がけや環境づくりによって、トラブルの発生頻度を下げられるでしょう。
こちらでは、電波時計が合わないトラブルを減らすために、日常から意識したいポイントを紹介します。
電波時計の精度を保つために意識したいのが、保管場所。
腕時計を保管する際は、電子レンジやパソコン、スマートフォンなど強い磁気を持つ家電製品の近くは避けましょう。
部品の経年劣化や磁気帯びを防ぐためにも、湿度と温度が安定している直射日光や衝撃や振動が加わる心配のない、窓際などがおすすめです。
腕時計を長く愛用するためには、定期的なお手入れも大切です。
使用後には、付着した汗や汚れを専用のクロスで優しく拭き取るようにしましょう。
汚れを放置すると、ムーブメントに使用されている金属部品の変形やサビ・腐食を引き起こす可能性があります。
また、数年に1度はオーバーホールで劣化した潤滑油や汚れを徹底的に洗浄してあげましょう。
定期的なメンテナンスで、電波時計の精度を維持し末永く使い続けられますよ。
高い精度を誇る電波時計だからこそ、時間のずれがあると「故障かも」と不安になってしまいがちです。
こちらでは、電波時計が合わない時に多い疑問についてまとめました。
よくあるお悩みと具体的な対処法をまとめているので、修理を出す前に設定状況や受信環境を確認してみましょう。
電波時計が全く受信しない・時刻が合わないのはなぜですか?
電波時計で時刻にズレがある場合は何をすればいいですか?
電波時計を窓際に置いても電波を受信できない場合の対処法は?
電波時計が合わなくなる原因は、電波の受信不良や電池不足、磁気帯び、針の物理的なズレなど多岐にわたります。
自動で時刻が修正されるからと放置せずに、何が原因なのか特定して最適な対処を行いましょう。
また、電波時計が合わないトラブルを減らすためには、保管場所にも注意しましょう。
使用後は専用のクロスで汚れや汗を拭き取り、定期的にプロのメンテナンスを依頼するなど、日頃の手入れも大切です。
お気に入りの時計をベストな状態で長く使い続けるために、受信環境や保管場所なども見直してみてくださいね。
- 電波障害・電池切れ・磁気帯びなど、電波時計が合わなくなる多岐にわたる原因
- 物理的な衝撃で生じる針ずれや、送信所の停波という見落としがちなトラブルの存在
- 強制受信や基準位置の更新など、故障を疑う前に試せる手軽な対処法の数々
- 磁気を発する家電から離した保管と、定期的なオーバーホールによる予防の重要性
- 日頃の丁寧な手入れが生む、電波時計を長く正確に使い続けるための確かな習慣

