
OURO事業部 部長
辻野 雄弥
プロフィール
OURO創業期より事業に参画。国内外の営業基盤をゼロから構築し、現在20カ国以上に広がる販売ネットワークの構築および拡張を実現。
年間取引高1600億円規模における取引判断を主導し、真贋判定、相場判断、販売先選定を含む意思決定を統括。商材面においても定番モデルから希少モデルまでの幅広い取引経験を有し、営業および事業成長を現場起点で牽引している。
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結婚式には腕時計を着けていくべきか、マナー違反にならないかと迷う人も多いのではないでしょうか。
実は、新郎とゲストでは立場が異なり、挙式・披露宴・二次会といったシーンごとにふさわしい判断も変わります。
また、時計のデザインや印象によっては、周囲の受け取り方が分かれる点にも注意が必要です。
この記事では、結婚式における時計選びの基準や、マナーに沿った判断方法を分かりやすく解説します。
結婚式での腕時計の着用はマナー違反ではなく、昨今ではむしろ、男性にとっては装いを引き立てる身だしなみの一部ともされています。
ただし、立場やシーンによって、ふさわしいデザインは異なります。
まずは、新郎とゲストそれぞれの立場から、結婚式における腕時計の考え方を確認しましょう。
新郎の腕時計着用は、現代の結婚式においてマナー違反とみなされることはほとんどありません。
かつては、「時間を忘れて楽しむ」という礼儀から腕時計は着けないのが伝統とされてきました。
しかし現代では、ドレスコードのカジュアル化に伴い、腕時計を装いを引き立てるためのアクセサリーとして捉える認識が広がっています。
結婚式の場の雰囲気に合わせた腕時計を身に着けていれば、マナー違反と指摘されることは少ないと考えて良いでしょう。
かつては、「新郎・新婦を時間を忘れて祝う場」に、腕時計をして参加することは「時間を気にしている・早く帰りたがっている」と捉えられ、マナー違反だとされてきました。
しかし近年では、ファッションの一部として、カジュアルに捉える傾向も強まっています。
基本的には、親族だけでの結婚式や、友人を中心に招いたお披露目パーティーなどでは、腕時計を着用しても問題ないとされる場合が多いでしょう。
一方で、目上の方や高齢の方が多い結婚式や、格式高いホテル・神社などでの結婚パーティーにおいては、腕時計は避けた方が無難です。
必須のアイテムではないため、迷った際は「外す」という選択が最も安心でしょう。
結婚式にふさわしい腕時計かどうかの判断には、いくつかの基準があります。
ここからは、男性が結婚式で着用する際にふさわしい時計と、避けたい時計の具体的なデザインを紹介します。
文字盤の色は、黒・白・シルバーの無彩色が基本です。
結婚式のようなフォーマルな場では、鮮やかな色や装飾の強い文字盤は主張が強く見えることがあるため、控えめな色合いを選ぶと安心です。
特に蛍光色やパステルカラー、また派手な装飾の時計は悪目立ちしやすいため、控えめな色合いを選ぶのがマナーです。
厚みのあるクロノグラフや回転ベゼルはスポーティすぎる印象を与えるため、袖口に収まる薄型でシンプルなモデルが最適です。
G-SHOCKのような耐衝撃モデルやダイバーズウォッチといった、過度にゴツいデザインもフォーマルな装いとのバランスを崩す可能性があるため控えましょう。
また、大粒のラインストーンが輝くモデルや、内部の機械が透けて見えるスケルトンモデルなども、派手に見られやすいため避けるのが賢明です。
最もフォーマルなのは、黒やダークブラウンの革ベルトです。
金属ブレスレットの場合は、ギラつきの少ない落ち着いたデザインを選びましょう。
反対に、カジュアルなラバーベルトやキャンバス生地のものは不向きです。
また、経年劣化でボロボロになったレザーベルトは清潔感を損なうため着用は避け、スマートな身だしなみを心がけてください。
女性の腕時計は、ジュエリーのように手元を彩るアクセントとして取り入れられることも少なくありません。
手元の美しさを引き立てつつ、花嫁を際立たせる上品な一本を選びましょう。
文字盤は、清潔感のある白やシルバー、肌馴染みの良いシャンパンゴールドが万能です。
派手なカラーや大きすぎる文字盤は、ドレススタイルの中で悪目立ちしてしまうため避けるのが無難でしょう。
あくまでアクセサリー感覚で、肌の色や装いと調和する控えめな色合いを選ぶのがマナーです。
女性の手元には、ブレスレット感覚で身に着けられる小ぶりで華奢なサイズが、最も適しています。
厚みのあるスポーティなモデルや、存在感が強すぎる大ぶりのケースは、エレガントなドレススタイルから浮いてしまう可能性があるため避けた方が無難です。
控えめなデザインを選ぶことで、手元をより女性らしく上品に見せることができるでしょう。
ベルトは、細身のレザーや華奢なメタルブレスレットが最適です。
黒・ベージュ・ネイビーなどの落ち着いた色のレザーを選べば、非常に上品な印象に仕上がります。
反対に、シリコンやラバー素材、あまりに幅の広いベルトはカジュアルすぎるため不向きです。
経年劣化で傷んだベルトも清潔感を損なうので、事前に状態をチェックしておきましょう。
昨今ではマナー違反にならないことが多いとはいえ、結婚式で腕時計を着用する際には周囲への配慮として意識しておきたいポイントがいくつかあります。
最後に、結婚式に参加するときに心がけたい注意点を紹介します。
結婚式において、頻繁に時計を見る動作は「退屈している」「早く帰りたがっている」という誤解を招く恐れがあります。
特に、挙式中やスピーチの最中に時間を確認するのは、新郎新婦や登壇しているゲストに対して非常に失礼な行為です。
時間はあくまで会場の進行に任せ、腕時計は装飾品として楽しむ心の余裕を持ちましょう。
結婚式では、古くから「割れる」「壊れる」といった言葉や状態は、新郎新婦の別離を連想させるため大変縁起が悪いとされています。
文字盤にヒビが入った時計などは、縁起を気にする方に配慮して、着用を控えたほうが無難です。
せっかくのハレの日を台無しにしないよう、事前にクロスで軽く拭き、汚れやくすみがない状態で着用するとよいでしょう。
結婚式で時計を着けるかどうかに、明確な正解はありません。
立場やシーン、時計の印象によって判断は変わるため、場に応じた柔軟な選択が大切です。
迷った際は「着けない」のも一つの正解ですが、着用する場合は「薄型・シンプル・清潔感」を基準に選びましょう。
節度ある手元の装いで、二人の門出を心から祝福しましょう。
- 現代の結婚式では着用がマナー違反にならない一方、立場やシーンで異なる判断の基準
- 薄型・シンプル・無彩色を軸とした、男女それぞれのフォーマルにふさわしい時計の選び方
- 格式高い会場や目上の方が多い席では、迷ったら「外す」を選ぶ安心の判断ポイント
- 頻繁な時間確認やヒビ・傷の放置が招く、ハレの日を損なわないための注意点と心遣い

